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agrizm No.2 小林ふぁ〜むさん

2023年11月02日

自然豊かな京都丹波の福知山で、環境と気候を活かし、ご主人がお米を、奥様がトマトなどの野菜を栽培している小林ふぁーむさんご夫婦。

畑は有機物だけを入れた土で、農薬に頼らず、草を抜き、虫が付けば一つ一つ手作業で取り除く、手間のかかる大変な作業ですが「美味しい」の為には大事なこと。さらに、茎から出る脇芽は取り除き、土からの栄養が十分に行き届く高さ、下から数えて六段目のトマトまでしか実らせせず、それを樹上で完熟するまで収穫しない等、これらが、こだわりの栽培「かなこ農法」。

失敗から生まれるもの

豪雨災害でハウスが浸水し、出荷目前のトマトが全滅した経験から「農家のフランチャイズ化」を実現。現在では、7農家と契約し、27歳から80歳の農家さん達が小林ふぁーむのトマトを作っている。もちろん土や栽培方法など細かな指導にも行き、品質・味ともに妥協はしない。「消費者に一番近い農家であること」とご主人。作って出して終わりではなく、どんなニーズがあるかなど常に把握し、斬新なアイデアを次々と生み出している。

耕作放棄地をひまわり畑に

集落の耕作放棄地を地域の方と協力してひまわり畑にし、美しい夏の景観作りに取り組んでいる。今年は1万本のひまわりが咲く。近くをトワイライトエクスプレス瑞風も通るため遠方から多くの方が撮影に訪れている。