株式会社横田石材さんが、第二の事業として運営している『丹波ほっこり農園』は、三和町大身で三和ぶどうの栽培をしている。地域の過疎高齢化で耕作放棄されていた農地と今まで築き上げられてこられた栽培技術のノウハウを継承し、故郷の農地と豊かな自然を守りたいと6年前に誕生。
三和ぶどうは朝夕の寒暖差や地形に恵まれており美味しく育ち、例年8月中旬から収穫シーズンが始まる。
三和町大身の直売所、オンラインショップ、横田石材メモリアルガーデン福知山店などで購入や予約、発送依頼が可能で、贈答用としても人気だ。ぶどうの他に、丹波栗・新生姜・黒豆枝豆・かぼちゃなどの栽培や日本ミツバチの養蜂も行っている。日本ミツバチは日本に古くからいる野生の蜂で、習性上飼育は特に難しいと言われている。またその蜂蜜は、世に多く出回っている西洋ミツバチの蜂蜜とは違い、四季を通じ様々な花の蜜から集められブレンドされた百花蜜。採取量も少なく、飼育も難しいことから、なかなか出回らない貴重なもの。丹波ほっこり農園としては3年ぶりに採取し販売が可能となった。
三和町の里山で四季を感じ、澄んだ空気と美味しい水で作る農作物と共に、自然と人との関わり方を考えながら「農」を創造し、今ここにある故郷を守り続けているのだ。