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agrizm No.27 ARISA GARDEN 京都さん

2023年12月06日

舞鶴市で万願寺とうがらしを栽培しているARISA GARDEN京都の奥野亜里沙さん。自然に囲まれ、蛍が翔び交う山水が流れる場所に畑はある。この美しくキレイな水でじっくりと栽培された万願寺とうがらしは肉厚で甘い。新規就農して3年目となる今年から、露地栽培と並行してハウス栽培も始めた。ハウスを立てる資金の一部をクラウドファンディングで160人もの支援を集めた。実家がお茶農家ということもあり、リターンには自身が作った万願寺とうがらしと家族で育てた日本茶を届ける予定だ。
「舞鶴発祥の地と言われる万願寺とうがらしを知らない人は全国にたくさんいる。私が育てた万願寺とうがらしを食べてもらいたい。そのためには、まず知ってもらうことも大事だから、支援してくださった方々にも届けたい」という亜里沙さん。農作業以外にも出荷、経理、広報なども一人で行なっている。また、月に一度、京都FM丹波「Newstyle農家さんに聞いてみた」のパーソナリティーも務めている。
昔から大好きだったという万願寺とうがらし、「日本一食べてるんじゃないかなと思う。それくらい大好き!」と話す。理想の肉厚、色艶、味にするため試行錯誤。安全に美味しく食べてもらうため、厳しい農薬使用基準を守り栽培している。直売で届く万願寺は開けた時に感動するような太く大きなものを選び丁寧に箱詰めする。元自衛隊の経歴を持つ亜里沙さんは、力仕事の多い農作業も難なくこなすが、「唯一苦手なのが虫で…何度、悲鳴をあげたことか…」という可愛らしい一面も。大変な事もあるが、農家としてやって行く手応えを感じる日々。「全国のお蕎麦屋さん、おうどん屋さんで自分が育てた万願寺とうがらしの天ぷらが食べられるようにしたい」と夢を語ってくれた。