のら×たん ゆらジェンヌのメンバーは、福知山・綾部・舞鶴で農業に従事する27名。代々農家で継いだ方・農家に嫁いだ方、食に携わる仕事から食への安全性に興味を持ち農家に転身した方など様々。中には、2年後の就農を目指し研修中の方や普及指導センターの職員の方など農家だけなく多様性に富んでいる。
今回は、以前アグリズムでご紹介した小林ふぁ〜むの小林加奈子さんや京都丹波赤堀農場の赤堀みゆきさんなど年代は20代から50代の10名に集まっていただいた。
話し始めてすぐに感じた印象は『明るっ!』。それはまるで女子会のようで、真面目な話し合いだけでなく、雑談したり、赤ちゃんが泣き出すと、みんな笑顔になり優しく見守る、そんな女性ならではの、ほんわかとした温かいメンバーたち。
のら×たん ゆらジェンヌが発足したのは今年3月。新型コロナウイルスが流行し、第1回の集まりは6月だった。「コロナ禍で、みんなで集まりイベントをする事が難しくなっているが、そんな時はグループLINEでコミュニケーションを取り、今できる活動や今後どう動いて行くかなどいろんな意見を出し合っています。」と情報交換もしている。グループができた事で「躓いた時もいろんな知恵をもらえる事で安心感がある」「農業以外の相談もできるので心の支えになっている」と気持ちの変化も語ってくれた。
今後の目標は?の投げかけには「メンバーと商品開発」「都会に中丹の野菜をもっと売り込みたい」と意欲を滲ませている。
中丹地区では種類豊富な野菜を栽培しているが、都会へ出荷されている数は少ないという。今後は、ブランディングも含め販売なども勢力的に行う予定。「マルシェやイベントをどんどん開催」と、その言葉通り定期的にコーナンでの店頭販売も行っている。女性だと話しかけやすいと言った声もあり、親しみやすい雰囲気が好評。生産者と直接話せるのは消費者としても嬉しい。美味しい食べ方を熟知している生産者に聞くのが一番だ。
女性ならではの視点や発想は力強く、今後の活動にも注目したい。